ジャパニーズ・ボブテイルにおける短尾の特徴は、尾の長さが5cm以下で、ウサギのようにカールした外見をしていることを指す。この特徴的な特徴は、椎尾の正常な発達に影響を及ぼすHES7遺伝子の遺伝子変異によって決定される。この突然変異は尾椎の形成異常を引き起こし、その結果、各個体特有の短い尾になる。
この形質の最終的な発現は、猫の脊椎の発達や身体構造に影響を与えるさまざまな遺伝子の変異との相互作用によって影響を受ける。今回はHES7遺伝子のc.5A>G変異について研究した。この形質は常染色体劣性遺伝するので、形質を発現させるには変異体の2コピーが必要である。しかし、変異体が1コピーでも存在すれば、50%の確率で子孫に遺伝する。