アイリッシュ・ウォーター・ドッグ

アイリッシュ・ウォーター・ドッグはアイルランド原産の、密生した巻き毛を持つ犬種である。水中での作業能力、忠誠心、友好的な気質が特徴である。

概要

アイリッシュ・ウォーター・ドッグは大型犬で、体重は雄で27~32kg、雌で23~27kg。体高はオスで55~66cm、メスで50~60cmです。平均寿命は10~12歳。国際猟犬連盟(FCI)の分類では、狩猟レトリーバー、狩猟猟犬、水犬を含むグループ8に属する。

犬種の歴史

アイリッシュ・ウォーター・ドッグは、数百年前にアイルランドで生まれた古い犬種である。アイリッシュ・ウォーター・ドッグはもともと、漁業、狩猟、羊や牛の放牧などの作業犬として使われていた。厳しい条件下でも働くことができ、泳ぎや水中からの物体の回収が得意なことから、高く評価されていた。産業革命の到来と作業犬の必要性の低下により、アイリッシュ・ウォーター・ドッグの数は激減した。しかし、20世紀半ばにブリーダーたちがこの犬種の復活に着手し、今日では作業犬としてもコンパニオン・ドッグとしても重宝されている。現在では救助犬、介助犬、コンパニオン・ドッグとして使用されている。

品種特性

アイリッシュ・ウォーター・ドッグの頭部は幅広く、マズルは長く長方形で、鼻は黒い。目は大きく、濃いヘーゼル色から褐色で、警戒心が強く、知的な表情をしている。耳は中くらいの大きさで、巻き毛で覆われている。被毛は密生した巻き毛で、茶色、黒、灰色、白のさまざまな色合いがある。 アイリッシュ・ウォーター・ドッグの特徴は、友好的で遊び好きな性格と、知性と水中での作業能力である。泳ぎが得意で、伝統的にアイルランドの冷たい海で水鳥や魚の回収に使われてきた。また、家族の良きパートナーであり、子供たちともうまくやっていける。

一般的な病気

アイリッシュ・ウォーター・ドッグは、股関節形成不全や肘関節形成不全などの遺伝性疾患、進行性網膜萎縮症、白内障、ジスチチ症などの遺伝性眼疾患にかかりやすい可能性があります。 上記の疾患に加えて、OFA(動物のための整形外科財団)犬の健康情報センター(CHIC)では、心臓と眼のスクリーニング検査(生後24ヶ月時)、自己免疫性甲状腺炎の評価検査を推奨しています。

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